わが国の学芸は、すでに国際的水準における優れた成果を生み出し、世界文化の進展に寄与しつつある。しかしながら、これをさらに高く向上進歩させるための担い手であるべき人材は国際的水準に比べて必しも充分な環境条件等に恵まれず、しばしば経済的困難または研修、研究費不足等により才能の発揮と成果の実現とを阻まれている。しかもわが国の学芸が世界のそれに接触し交流しつつ自らを高揚させる機会は未だなおけつして豊富であるとはいえない。
このような事情を顧み、ここに野村長一(胡堂)氏からの浄財1億円を基金とし、財団法人野村学芸財団の設立を発起した。
この財団は、世界文化への寄与と東西文化の交流を理念とし、若い人材の育成と新しい文化形成への助成を目的とする。この目的を達成するために修学、研修と研究のための奨学金・助成金制度等を設け、わが国文化の国際的視野における発展のために寄与し、奉仕するための機関として設立されるものとする。
設立趣意書・定款
設立趣意書
<財団設立許可書> | <財団設立趣意書> | ||
※財団設立許可書は1963年の設立当時のものです。現在は公益財団法人に移行しています。
定款
定款(公益財団法人 野村学芸財団定款)はPDFファイルをご覧下さい。
※PDFファイルを開くには、Adobe Reader®が必要です。ダウンロードするには下のボタンをクリックしてアドビ社のサイトに移動し(外部リンクです)、所定の手続きを踏んで下さい。